南房総市:ベレケの村カレンデュラ農家が作るオーガニックコスメ

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今回特集するのは南房総市白浜にあるカレンデュラ農家「ベレケの村」です。「ベレケ(Bereke)」とはキルギス語で「恩恵・贈り物」という意味で、農家を営むご夫婦のルーツが深く関わっています。

南房総へ移住してカレンデュラ農家になった経緯、そして海外では「太陽のハーブ」とも呼ばれているカレンデュラを使ったオリジナル商品について調べてみました。

目次

紆余曲折でたどり着いたカレンデュラ農家

ご主人の五十嵐大介さんは兵庫県出身。大学で酪農を学び、その後、食品会社に就職。しかし、畜産の現場で学びたいという思いから、青年海外協力隊員としてキルギス共和国へ渡りました。

そこで、少数の牛や馬と共に生活する人々の暮らしに感銘を受け「将来は自分自身もこんな暮らしがしたい」と思うようになりました。

ベレケの村:キルギスでの暮らし
写真:ベレケの村

1年後、妻の早矢加さんがキルギス共和国に派遣され、大介さんが通訳などを手伝ったことから、2人はお互いに惹かれ合い、帰国後に結婚。キルギスで触れた「小さな酪農家」を目指して、2人は北海道の大地で酪農の研修を始めました。

しかし、大規模な投資が必要な酪農事情に戸惑い、大介さんは「辞める」と言い出したのです。このことで、夫婦の仲が悪化。一時は離婚の危機まで直面しました。

そんな時に大介さんの頭に浮かんだのが、キルギスで見た一面オレンジ色のカレンデュラ畑でした。現地では、皆がハーブとして生活に取り込んでおり、大介さんは「カレンデュラを日本でもハーブとして広めたい」と考えるように。

ベレケの村:南房総でカレンデュラ農家を始める
写真:ベレケの村

そこで、心機一転、千葉県南房総市の花農家で修業をスタート。最初は早矢加さんも反対していましたが、一緒に移住を決意し、2018年に花農家として独立。「べレケの村」という名称でカレンデュラ農家を始めました。

カレンデュラ(キンセンカ)はハーブとしても活用できる

ベレケの村:カレンデュラ=キンセンカ
写真:ベレケの村

カレンデュラはキク科の植物で、原産は地中海沿岸の南ヨーロッパ。カレンデュラのことを日本では「キンセンカ」と呼んでいます。南房総市はキンセンカの切り花の有数の産地とされています。

日本では観賞用として親しまれているカレンデュラですが、海外では紅茶にして飲んだり、オイルに浸けて活用するなど、ハーブとして使われるのが一般的で「太陽のハーブ」とも呼ばれています。

食用カレンデュラを乾燥させたドライハーブ

ベレケの村:食用カレンデュラを乾燥させたドライハーブ
写真:食べチョク

ベレケの村ではカレンデュラを切り花として販売する他に、海外のようにハーブとして活用できる食用花も栽培。食用のカレンデュラは花びらを摘み取り、乾燥させてドライハーブにしています。ドライハーブは紅茶や料理にも使用可能。

ベレケの村:カレンデュラのドライハーブ
写真:食べチョク

また、ドライハーブと南房総のミカンを使った花びらドレッシングも販売しています。こちらは食べチョクから購入可能です。

カレンデュラを使ったコスメが人気

ベレケの村では、土にこだわった畑で食用カレンデュラを栽培しています。花の部分だけを摘み取り、乾燥させてハーブティーやドレッシング、化粧品やソープなどに加工してインターネットや地元の道の駅で販売していますが、なかでもコスメは大人気。

ベレケの村:カレンデュラのコスメ
写真:ベレケの村

スキンケアオイル、クリーム、バーム、ハンドソープ、アロマミストは、できるだけオーガニックの素材で、妊婦さんでも赤ちゃんでも使えるものをモットーに、配合などのレシピは妻の早矢加さんが苦労して開発。敏感肌でも安心して使えるようにという思いが詰まっています。

「道の駅白浜野島崎」「道の駅ローズマリー公園」「里のMUJIみんなみの里」で販売中ですが、楽天市場でも購入可能です。成分にこだわった少量生産なので売り切れ注意です。

テレビ朝日「人生の楽園」でも紹介されました

ベレケの村:テレビ朝日「人生の楽園」でも紹介されました
写真:人生の楽園

2023年4月8日(土)放送のテレビ朝日系列「人生の楽園」で、ベレケの村が紹介されました。2人のお子さんの育児に奮闘しながらも、新天地の南房総市で新たな夢を追いかけているご夫婦に感銘を受けましたね。

番組公式サイト

ベレケの村の口コミ評判


知り合いの勧めもあり妻に、CALENハンドメイドソープ購入。妻が使う前に、自分の手を洗いました。泡立ち良く、手が潤い気持ちが良い。洗う事が楽しくなる。ほのかなカレンジュラの香りもとても良い!また、生産者の優しさが伝わってくる手紙が嬉しい。


太陽のエネルギーをたくさん含んだ鮮やかなオレンジ色のカレンデュラ。生産者さんの想いも一緒に植物油に漬け込みました。完成は2/25日頃。浸出油(インフューズドオイル)をワークショップで濾過して蜜蝋バームを作ります。

引用元:SNSより

ベレケの村の店舗情報

ベレケの村のテーマは「自然と人がふれあえるものづくり」ということで、環境負荷のかからない循環農業を実践し、畑でつくったカレンデュラや野菜で「人と人とがふれあえる商品」を作る。これが地域のつながりにもなります。

ベレケの村ではカレンデュラ以外にも、キルギスで作られたの羊毛フェルト、そら豆といった農産物も販売しています。また、予約制で手作りコスメワークショップも開催していますので、興味のある方はぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

店名ベレケの村
住所〒295-0102 千葉県南房総市白浜町白浜935
電話番号0470-29-5856
公式HPhttps://www.berekenomura.com/
営業時間9:30 〜 17:00
定休日土日祝
駐車場あり

※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。詳細は店舗・施設へお問い合わせ下さい。

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